保険治療で被せものを作るなら「銀歯」もしくは「保険の白い歯」の2択になります。
※保険の白い歯は条件によりできない場合もあります。
それではなぜ歯科医院では、保険ではなく自費の被せ物をおすすめするのでしょう?
それは、同じ白い歯でも材質が全く異なるからです。
正確には違いますがざっくり言うと、保険の白い歯は歯科用プラスチックでできていますが、自費の白い歯はセラミックです。そして、材質が違うと「審美性」「衛生面」「耐久性」「費用」も異なってきます。
ではどのような違いがあるのか見てみましょう。
①白い歯で最も重視される見た目の美しさ
これは当然ですが、自費の歯の方が自然で綺麗です。
保険の歯は、色が最初から決まっているため歯科医師が患者さんの歯の色に一番近いものを選びます。
自費の歯は、患者さんの歯とできるだけ同じ色になるようにオーダーメイドで作ります。
②衛生面
汚れ(プラークや歯垢)のつきやすさ
これは被せ物につく汚れ(プラーク:食べかす)の付着しやすさを表しています。
汚れがつきやすいと歯周病の原因になります。当然、虫歯になるリスクも高くなります。
③耐久性
実は、体の中で口腔内ほど過酷な環境はありません。
0度以下のアイスクリームや熱々のおでんなど多様な温度にさらされ、さらに食事の際は自分の体重以上の力が歯にかかっています。そのような環境にあるので長期的に運用に耐えるのは、保険の歯ではなく自費の歯になります。
④費用
保険の白い歯は3割負担となりますが、自費の白い歯は保険外治療のため保険がききません。